令和6年実技試験概要

実技試験について

実技試験は、指定保育士養成施設におけるカリキュラムとの均衡に配慮し実施します。

  • 幼稚園教諭免許所有者等を除く、筆記試験全科目合格者のみ実施

また保育所保育指針「保育の内容」の5領域における「ねらい」および「内容」を達成するために、保育士として実践上必要な知識、技能、資質の観点から評価します。

注意事項

  • (1)

    受験票は必ず持参してください。

  • 受験票を紛失した場合は、至急保育士試験事務センターまで電話で連絡してください。

  • (2)

    受験票記載のガイダンス開始時刻に必ず集合してください。

  • (3)

    試験会場への入場開始は、受験票記載のガイダンス開始時刻の30分前からとします。

  • ※1

    試験会場への入場は、受験者本人に限ります。

  • ※2

    会場により入場時間が異なる場合があります。

  • (4)

    各自の実技試験開始時刻は、試験当日のガイダンスで案内します。

  • (5)

    会場によっては試験が夕刻までおよぶ場合があります。

  • (6)

    試験会場内では、音や声を出す練習はできません。

試験分野について

以下の 1)~3)の中から、必ず2分野選択してください。

受験申請後の分野変更は
できません。

幼稚園教諭免許状所有者は選択不要です。

1) 音楽に関する技術

幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。
求められる力:
保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。

課題曲

  1. 『夕焼け小焼け』
    (作詞:中村雨紅 作曲:草川信)
  2. 『いるかはザンブラコ』
    (作詞:東龍男 作曲:若松正司)
  • ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで演奏すること。(楽譜(紙のみ)の持ち込み可)
  • ピアノの伴奏には市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる。
  • ギター、アコーディオンで伴奏する場合には、添付楽譜のコードネームを尊重して演奏すること。
  • いずれの楽器とも、前奏・後奏を付けてもよい。歌詞は1番のみとする。移調してもよい。

注意1 :

ピアノ以外の楽器は持参すること。持参楽器の不具合(弦切れなど)がないよう注意すること。
ピアノは会場に設置されたもの
(グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノのいずれかが設置)を使用する。

注意2 :

ギターはアンプの使用を認めないのでアコースティックギターを用いること。カポタストの使用は可。

注意3 :

アコーディオンは独奏用を用いること(合奏用は使用不可)。

注意4 :

曲全体を通じて、次のように演奏した場合は採点の対象外となるので留意すること。

  • 全体を通して伴奏しないで歌だけを歌った。

  • 全体を通して歌を歌わないで伴奏だけを弾いた。

  • 歌と同じ単旋律のみを弾きながら歌を歌った。

2) 造形に関する技術

保育の一場面を絵画で表現する。
求められる力:
保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)ができること。

  • 表現に関する問題文と条件を試験の当日に提示する。
  • 当日示される問題文で設定された一場面を、条件を満たして表現すること。

注意1 :

当日の持ち物
(試験中、机上に置けるもの)

鉛筆または
シャープペンシル(HB~2B)

②色鉛筆(12~24色程度)

  1. ※1

    クレヨン・パス・マーカーペン等の使用は不可とします。

  2. ※2

    水溶性色鉛筆の使用も可ですが、水分を塗布することは不可とします。

  3. ※3

    摩擦熱で消える色鉛筆の使用は不可とします。

  4. ※4

    色鉛筆ケース(筆箱等)を机上に置くことは可とします。

  5. ※5

    携帯用鉛筆削りを会場内に持ち込むことは可としますが、試験時間中に使用する場合は、試験監督員の了解を得てから使用してください。

  6. ※6

    受験者の間での用具の貸し借りは認めませんので、忘れないように注意してください。

③消しゴム

④腕時計

※1

アラーム等の音のならないもので、計算機、電話等の通信機能のついていないものに限ります。
置時計不可。

上記①~④において、
「人物の形をしたイラスト入りのもの」は机上に置けません。(使用不可)

注意2 :

試験時間は45分です。

注意3 :

解答用紙の大きさはA4判ですが、絵を描く枠の大きさは縦横19㎝とします。
(紙の種類は試験の当日に提示します。)

3) 言語に関する技術

3 歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、下記の1~4のお話のうち一つを選択し、
子どもが集中して聴けるようなお話を行う。

求められる力:
保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。

課題

  1. 「ももたろう」(日本の昔話)
  2. 「おむすびころりん」(日本の昔話)
  3. 「3びきのこぶた」(イギリスの昔話)
  4. 「3びきのやぎのがらがらどん」
    (ノルウェーの昔話)
  • 子どもは15人程度が自分の前にいることを想定する。
  • 一般的なあらすじを通して、3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように、3分にまとめてください。
  • お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加えてください。
  • 絵本等を持つことを想定せず、お話をしてください。
  1. 注意1 :

    お話をする際は立ってでも座ってでも構いません。

  2. 注意2 :

    題名は開始合図のあと、一番最初に子どもに向けて言ってください。

  3. 注意3 :

    絵本・道具(台本・人形)等の一切の使用は禁止です。

  4. 注意4 :

    3分間は退出できません。時間は係がタイマーで計ります。

  5. 注意5 :

    子どもに見立てた椅子等を前方に用意します。

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